【ニューデリー時事】インド南部マンガロールの空港で同国格安航空エア・インディア・エクスプレスの旅客機が着陸に失敗した事故で、エア・インディア幹部 が22日記者会見し、乗客乗員166人のうち8人の生存が確認されたことを明らかにした。パテル民間航空担当相は同日夜、残りの158人の死亡を確認し た。
インド当局は事故原因について今後も調査を続ける方針。日本外務省の在バンガロール出張駐在官事務所によれば、日本人は搭乗していなかった。
パテル担当相は「事故当時の風は穏やかで雨も降っておらず、滑走路は乾いていた」と指摘。何らかの原因で機体がオーバーランし、通常の着地点とは異なる場所に着陸した。
同相によると、機長はベテランで何度も同空港に着陸した経験を持っていた。機体も比較的新しいものだったという。
ロイター通信によれば、病院に運ばれた生存者の一人で、ドバイ在住のインド人プラディープさんは「機体が二つに割れ、他の人と一緒に飛び降りて逃げた。飛行機が着地してからたった数秒の出来事だった」と証言した。(2010/05/23-01:09)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2010052300007PR