【ソウル時事】
韓国哨戒艦沈没事件を受けた国民向け談話で
李明博大統領が北朝鮮に対する「断固たる措置」を表明したことを受け、
韓国政府は２４日、対北制裁 に着手した。
北朝鮮は「重大な軍事挑発」と猛反発、武力攻撃の可能性を示唆しており、南北の緊張状態は極限に達している。
李大統領は談話で、国連安保理提起のほか南北交流の原則中断などさまざまな制裁措置を取る考えを表明。「韓国を再度侵犯したら、即刻自衛権を発動する」と軍事的対応も示唆した。
続いて金泰栄国防相は、米韓合同の対潜水艦訓練や、南北境界線付近での大音量拡声器による宣伝放送の再開を表明した。
これに対し、北朝鮮軍前線中部地区司令官は同日、「拡声器が設置された場合、直接照準射撃が始まるだろう」と警告。金国防相は同日の国会答弁で、北朝鮮による照準射撃は自衛権発動の対象になるとの見解を示し、南北は一触即発の様相を呈している。
韓国軍は、北朝鮮住民に韓国のニュースや北朝鮮の実態を伝えるＦＭ放送「自由の声」を２４日開始。近く、拡声器やビラを使った宣伝工作も始める。（2010/05/24-18:43）
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2010052400733より
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