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【北京=野口東秀】
中国政府系シンクタンク中国社会科学院はこのほど、「2010年国際情勢白書」を発表し、中国の軍事力を米国に次ぐ世界第2位と位置づけた。
中国メディアなどによると、白書は、中国軍が戦車7580輌、戦闘機1700機、艦艇144隻、原子力潜水艦8隻、核兵器数240発を保有しているとし、世界の軍事力を、米国、中国、ロシア、インド、フランス、英国の順にランク付けた。
同院が中国の軍事力を世界2位としたことについて、中国国内では「評価し過ぎ」との意見も少なくない。しかし、中国は現実に兵器の近代化を急速に進めている。
空軍は、レーダーに探知されにくいステルス型第5世代戦闘機の開発を進めており、8年から10年以内に配備される見通しだ。海軍も、5、6年後の国産空母建造完成を目指している。最新の潜水艦発射弾道ミサイル「巨浪2」はすでに実戦配備の段階だ。
特に抑止力として重視する核ミサイル戦力の質をみても、大陸間弾道ミサイル「東風31A」は米国の大部分を射程に収める。射程2千キロの巡航ミサイルは、日本や米空母にとっても脅威となる。
もっとも、白書は「中国は兵器の数量は比較的多いが、質で劣る」とも指摘している。今後は、米国など先進国に近づく、部隊の規模を確保すると同時に、質を重視した研究開発を進める必要があるとした。
(産経ニュース)
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ロシアのメドベージェフ大統領は5日、国防省の幹部会議で「核兵器の保有はロシアの主権維持に必要な政策の遂行を保障している」と述べ、核戦力を引き続き国防政策の中核と位置付ける考えを示した。
インタファクス通信などによると、大統領は「戦略的抑止力のこれ以上の強化は望んでいない」とし、核戦力を無制限に拡大するつもりはないと強調。その一方で、核兵器は平和の維持と軍事紛争の予防に必要だと指摘した。
大統領はまた、ロシア軍の総人員を100万人に削減する課題は「達成された」と説明。2020年までに軍装備の70%を更新するよう政府に指示したと述べ、軍近代化を推進する決意を示した。
ロシア軍の総人員は08年時点で113万人だった。(共同)